ライ・クーダー&ニック・ロウ公演

行ってきました東京初日JCBホール

もう夜も遅いので簡単に。なかなか良かったです。メチャクチャ良かったです、と書けないのが残念ですが、いや、なかなか良かったです。

ライ・クーダーはヘアバンドして眼鏡掛けてアロハ着てお腹が出て、まるで立川談志かと思いました(笑)。弾いてるときの表情も、まるで談志です。

一方のニックは相も変わらぬダンディな立ち姿、とにかくカッコイイ。

で、演奏も、そのルックスそのままの好対照な二人でした。ライは昔はもっと神経質な人だったように思うんだけど、もうノリ一発、手癖でガンガン弾きまくる(時々コードを間違えたりもしてた)。ニックは本当に丁寧に丁寧に歌って、弾く。

ドラムがライの息子で、基本的にはトリオです。ニックはベース中心で、時々アコギに持ち替える(その時はライはエレキ)。曲によって女性コーラスが二人はいるのですが、この二人は前座のバンドのフロントのヴォーカリストとサブの人。そのメインのヴォーカリストは後で知り合いに聴いたらライの息子の嫁だそうで、なんのこたあないファミリー・ビジネス(笑)。しかし、そのコーラスがなかなか良かったです。

曲はライとニックとちょうど半々という感じ。1曲目はリトル・ヴィレッジの"Fool Who Knows"でした。ライのレパートリーでは"Across The Borderline" "Jesus on The Mainline" "He'll Have to Go"ほか、ニックは"Raining, Raining" "Half a Boy and Half a Man" "(What's so funny 'bout) Peace, Love and Understanding"(泣きました)など。

明日は大阪で、来週は東京・渋谷のオーチャード・ホール3デイズ。12,000円とちょっと高いですが、二人のどちらかでもお好きな人はやっぱり行くべき! アンコール含め1時間40分。今日も最後は全員スタンディング・オベーションでした。