テレビ電話。

 パリに住む20年来の友人、木村ひろみさんと、ずっと前からチャットをやろうやろうと言っていたのですが、何しろ時差もあるので、お互いの都合のいい時間をうまく見計らって、しかもそれを事前に「いつの何時から」と決めておかないとできないので、なかなか実現せずにおりました。

 数日前のこっちの夜中に彼女からメールが届いたので、「今いるの? だったらちょっとやってみる?」ということになり。お互いMac同士でMobileMeというサービスを使っているので、通常のテキストによるチャットは元より、ビデオによるチャットもできるはずなのです*。だけど何しろ、二人ともやるのが初めてで、どうすりゃできるんだろうとおっかなビックリ。最初はテキストでやりとりしていたのですが、どっかにビデオのモードがあるはずだと、探してたら、ディスプレイ上部にあるカメラの横のランプが点灯し、自分の顔がディスプレイに映り、そしてさらにはパリにいるひろみと娘のレアちゃんの姿が……!

 *今、調べたけど、これは無料のソフトのスカイプでもできるんだね。じゃあ、誰でもできるんじゃん。パソコンにカメラが付いてるヤツだったら。凄いなー。

 いやー、時代が変わったと言いますか、まるで自分が未来にいるような気持ちになりました。だって、昔、国際電話とかかけた時とかって、けっこう2〜3秒遅れだったりしたじゃないですか。なんか会話がうまく運ばないというか。それが今や映像つきで、ほとんどタイムラグもなく、そして何より凄いのはこれがタダだということです(もちろんネットのプロバイダに払ってるお金はあるけれど)。

 あいにく、その時間にこっちは僕しか起きていなかったので(おまけに狭い家ですので、みんなが寝静まっていると声を出して喋るのも憚られる……なので向こうの声はヘッドフォンで聞いて、こっちの返事は全部テキストで送ってました)、じゃあ、後日、全員で、ということになり、この土曜日の日本時間午後8時(パリ時間正午)にスタート、とあいなりました。

 ただ、大人数で真面目な話などするわけもなく(笑)、画像をいじれるモードがついてるのでそれでお互い自分たちの映像を加工して、爆笑しあうという1時間。個人的には、レアっちのパパ、ミシェルに2年ぶりくらいに会えたのが嬉しかったな。