太極拳はじめました

どうもどうも、一週間くらいごぶさたしてました。実は先週は、参加している、とあるメーリングリスト(医療関係に従事している医師や看護師、それを扱うメディア、さらには患者会の人だったり、なかなか幅広いところです)に投稿を始めたら止まらなくなってしまって、堂々、全9回+α、文字数にしてトータル3万字(もっとも過去に書いたものの引用もあったのですが)……何について書いていたかというと、晴子&時生の就学までのヒストリーをあらかた振り返る、というものでした。ほら、奈良で脳性麻痺の女の子が普通中学校に行けないというので話題になっていたでしょ? それでようやく行けるようになった、というニュースがあって(でも、町側は控訴してる)、それを受けて、わが家の場合は……とやり始めたわけです。

学校の問題は、次の本ではメインの話題になると思うので、いい下準備にもなりました。というか、毎日コツコツ文章を書く、という習慣を久々に取り戻したことの方が大きかったかな。

さて、梅雨も明けまして、素晴らしい晴天。しかし暑い! 

実は先週から週一で太極拳を習いに行き始めました。毎週火曜の夜7時から、自由が丘で1時間半。ここ2年くらい、ずーっとやりたいな、と思ってたんです。世の中的にはヨガの方が流行ってるけど、なんか自分には太極拳、という気がしてて。

直接、何かあったわけじゃないけど、一昨年の春に台湾行ったのがとても楽しかったということもあるし、その台湾の舞踏集団、クラウドゲイドダンスシアター(雲門舞集)の公演がとてつもなく素晴らしかったということもある(太極拳の動きを取り入れた踊りで……なんかジャッキー・チェンジェット・リーが10人ずつくらいいるようなとんでもないカラダの動きでした)。

さらに遡れば、数年前のルー・リードの来日公演に、ルーが習ってる太極拳の師匠という人が(中国人か2世か?)、何曲かで舞台袖からツカツカツカと現れては、曲に合わせて太極拳をやるという、なかなか普通でない出し物がありまして、これもカッコ良かったんですよね〜。ルー・リードと言えばヴェルヴェット・アンダーグラウンド、そしてヴェルヴェットと言えばアンディ・ウォーホールというわけで、なんかこう、現代美術のセンスが連綿と脈打ってる感じもしました。そうそう、その時の公演では今話題のオカマちゃんシンガーソングライター、アントニーも同行してたんだよな〜。この時の演奏はCDで聴けます。できれば映像作品も残して欲しかったな……。

Animal Serenade

Animal Serenade

ついでにアントニーの最新作も紹介しておこう。最高です。ジャケットの写真はなぜか日本の舞踏家、大野一雄

Crying Light

Crying Light

で、太極拳ですが……いや〜、なかなか難しい! 動きを真似するのも難しいですが、その動作に合わせてゆっくりと吸ったり吐いたリする呼吸が続かない! そう、この「呼吸」もやりたい理由の一つなんです。なんか、整体とか、それ系のところに行くと必ず「呼吸が浅い」って言われちゃうんだよね。これを改善したいと。

で、難しいのですが、終わった後の全身ダルダルの疲労感が、近所の行きつけのその整体とか鍼とかをやってもらった後の感覚とすごくよく似てるんですね。で、早速、同じ流派のDVD付き解説本を買ってきたら(なにしろ教室に行ってるだけじゃ覚えられないので)、まさに太極拳というものは、鍼とかでなくて、自らカラダを動かすことで全身の気を流すものであるらしい。

楽しくなってきました。