谷川俊太郎

　先週の金曜日に谷川俊太郎さんの朗読ライヴを見てきました。息子の賢作さんのピアノ他と一緒。
後半で江国香織さんと、交互にHな詩を読むというのがあって、その最後がコレでした。僕は全然知らなかったんだけど、彼の詩の中ではそこそこ有名らしい（後で調べたら'90年代に新潮社から出ている「夜のミッキーマウス」という詩集に入っているようです）。

夜のミッキー・マウス (新潮文庫)

しかし客は八割五分が女性、しかもその大半は50代以上というカンジでこの詩を読む果敢さも凄い。

ココで読めます。

これをけっこうなスピードで一気に読んで（詠んで？）ね。あんまり良くて泣いちゃった。

言いたいことはよく分かる。男のセックスのカンジの表現も凄く上手い。さすがでした。

オーラスはネスカフェのCＭで有名になった「朝のリレー」で、これも本当に素晴らしかった。

この「朝のリレー」のライヴ・ヴァージョンはこのCDのボーナス・ディスクで聴けます。

家族の肖像

終わってCDのサイン会があったんで「『なんでもおまんこ』最高でした」と伝えると、「いやあ、今日はなんか気取っちゃって、あんまり良くなかったなぁ」なんて照れておられました。

息子の賢作さんもけっこうピアノ上手くて（銀座の王子ホールっていう、王子製紙の本社の中にある200〜300人くらいのトコなんだけど、音がメチャクチャ良かった）、「鉄腕アトム」（作詞は俊太郎さんだし）のジャズ・ヴァージョンとかけっこうメロウで泣けた。しかもアウトロで「男はつらいよ」のフレーズとかも出て。